読書のブログ

読書メーターで記録した、読んだ本のまとめ

知ってはいけない

戦後の日米間で交わされた密約を軸に、なぜ日本だけがこんなにアメリカの言いなりになっているのかを考えた本。岸信介を始めとした過去の政治家・官僚たちに怒りと失望を覚える。

中国とアメリカの経済戦争が拡大する中で、日本は世界三位の経済大国として両国の間を取り持つ立場に立てれば、存在感を示せると思う。しかし、総理大臣がアホであることに加え、難しい舵取りをできる政治家が日本には皆無であるところが我々にとって不幸である。

 

アメリカが超大国として君臨し続けているのは、産業の力と軍事力だけでなく、高い政治的交渉力も持っているからなんだと痛感した。